限定1セット 神の雫「第6」使徒を含むイタリア・スペインのスーパーセット!
神の雫、第6の使徒は神咲雫が選んだ「ルチアーノ・サンドローネ・バローロ・カンヌビ・ボスキス2001年」でした。それに加えてスペインの偉大なるスーパー・プリオラート、アルバロ・パラシアスが誇るトップキュヴェのレルミタ2005年を2本セットでお届けします。
ルチアーノ・サンドローネ・バローロ・カンヌビ・ボスキス2001年
第6の使徒、「人間の”本当の優しさ”というものを俺に教えてくれた」

雫 「なんというワインだ。あまりにも複雑であまりにも難解。近づき方を間違えれば、なんの変哲もない単純な液体にさえ思える。
俺は今逡巡している。どこに向かっていいのかわからないままただ前に進もうとあがき続けているんだ。
あれは−−− 未明の漆黒がかすかに青色を帯びながら明けてゆく。その刹那の厳かな光明・・・・引き寄せられる−−− 人として歩むべき道が宇宙の偉大なる意思の下に確かに続いているのを感じる。
おお・・・・あなたは−−− なんと気高く、そして慈愛に満ちている・・・・・謎めいたその頬に触れてもいいですか・・・・・温かくもなく冷たくもない、ただ触れている指先があなたの一部のように感じる。何も語らず何ものも注視せず−−− あなたはいったい何を黙示しているのですか?
最初に感じたのは遠峰が表現したのと寸分違わない漆黒の闇だった。ともすれば優しく近づきやすくさえ感じる華やかな香りと奥底に潜む難解な哲学性が見せた幻影だろう。
俺は戸惑いながらワインを口元に運んだ。そのひと口を含み舌で味わい喉を潤した瞬間から俺は微かな光が誘う一点へと向かい始めた。そこに待っていたのは何ものにも喩えられない・・・・・強いて言えば宇宙の理のような感覚。弥勒菩薩半跏思惟像。」
ロベール 「それで終わりか?」
雫 「いや、ここから先に感じたことこそが親父が俺に伝えたかったものだと思う。ようやくわかったんだ。最初に感じた孤独は−−− 旅立ちの切なさ、心細さだったんだ。たった独り誰にも頼らず歩み出したときのあのどうしようもない焦燥感。簡単なようでいて容易く前に進めないその焦りと戸惑い。
俺は今強く感じているよ。自分がどうしてここにいられるのか。迷いながらも前に進む気力を持ち続けていられるのか。総ては父や母を始めとする、成長する俺を−−− 見守り慈しんでくれた人たちのおかげなんだってことをね。
このワインは反省を振り返って初めて気づく−−−人間の”本当の優しさ”というものを俺に教えてくれた。」
アルバロ・パラシオス・レルミタ 2005年
パーカー98点 まさに「天啓に打たれるワイン」!崇高な土地と造り手の魂を宿すレルミタ!
読売新聞グルメコーナーのシャトー訪問記で筆者が、DRC、ペトリュス、ルロワと並んで「天啓に打たれた」ワインと呼んだのが、このアルバロ・パラシオスのレルミタ!スペインの注目の新産地プリオラートを開拓したシャトーの一つです。最高キュヴェのレルミタの生産量は年産3000本とロマネ・コンティの半分しかなく、世界中のファンが探し求める逸品です!
実は筆者がレルミタのことを「天啓に打たれた」と感じたのはアルバロ・パラシオスのシャトーではなく、ボルドーのシャトー・ペトリュスでテースティングをしたときのことでした。
シャトー訪問記 「シャトー・ペトリュス(下) 静謐な美に彩られた別次元の味わい」 (2009年5月1日)(抜粋)
「(2007年のペトリュスをテースティングして) しかし、口に含んで転がした瞬間にすべてが変わった。天啓に打たれたとはこのことだ。なぜ「天啓」という言葉が浮かんだかというと、スペインのプリオラートを世界に認めさせたアルバロ・パラシオスの「レルミタ」を思い出したからだ。アルバロは、ドメーヌ・ルロワのワインを飲んだときに「天啓に打たれた」と話していた。
「クラスが違う」
私の口をついて出たのはその言葉だった。」
(中略)
私は、50ミリリットルばかりの飲む宝石を飲み干さずにはいられなかった。それは、試飲という職業意識を抜きにして、自然なことのように思えたのだ。
生産者でのテイスティングで同じような体験をしたことはそう何度もない。ドメーヌ・ルロワ、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ、アルバロ・パラシオスくらいだ。もうそれは宗教的な経験に近いといってもいいかもしれない。」
読売新聞のシャトー訪問記には、アルバロ・パラシオス編も4回に渡って掲載されています。そこでレルミタをテースティングしたときのコメントは
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「テイスティングのコメントを並べるのが空しくなるクリーンな透明感。暑さを感じさせない。ボルドーのプリムール・テイスティングと同じ赤子のような段階だが、いいワインはすぐにわかる。ダビンチの手になる彫像を想起させる美しい球体感がある。」
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「果実の重みはしっかりとあるが、タンニンは存在しないかのようになめらかで、噛めるようだ。砕けた石のミネラル感。14・5%のアルコール度と濃縮感を感じさせない超絶のバランス。ボルドーで言えばフィネスとエレガンスを凝縮したラフィット・ロートシルトか。飲んだ瞬間に、世界的なクラスを感じさせる威厳を放っている。これはもう別物だ。」
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「ガルナッチャやグルナッシュに粗野なイメージを持つ人は、レルミタを飲めば考えが変わるだろう。生産量と10万円近い価格を考えると、実際にはなかなか機会がないが……ここまで純真なワインを口にできるのは1年に1度あるかどうか。それまでのワイン観に変更を迫られる存在である。」
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「崇高なワインの個性を感じ取ったのは、急峻な畑を歩いて、テロワールの風を受けたせいもあるのだろう。産地に来なければ、知覚出来ない風土や精神性は存在する。改めて思い知った。それは、ロマネ・コンティの畑を歩いた後に、ドメーヌでロマネ・コンティを試飲するのにも似た、神聖なる体験だった。」
アルバロ・パラシオスについては、このシャトー訪問記をご一読することをおすすめします。

アルヴァロ・パラシオス本人
アルヴァロ・パラシオス (ロバート・パーカー著 「世界の極上ワイン」から)
「40代前半でアルヴァロ・パラシオスは、すべてをやってしまったように見える。リオハの著名なワイン醸造の一族(ボデガス・パラシオス・レモンドの所有者)の出身の彼は、20代の時に.シャトー・ペトリュスとシャトー・トロタノワでクリスチャン・ムエックスに師事した。
その後、彼はカタローニャのレネ・バルビエルについてプリオラートに赴いた。そこで、太古からの土壌と高品質の可能性に強い印象を受けた彼は、バルセロナの南西136キロメートルに位置したブドウ栽培の後進地に自分のブドウ畑をつくることを決めた。
パラシオスが言っているように、商業的なワイン生産はブリオラートではできないという通念があった。「収量が低すぎるし、地形的にも無理だし、ほとんどの地形では手作業による栽培が要求される」からだ。また、利益を得られるチャンスはほとんどなかった。が、否定派が間違っていることが実証されたのである。
レルミータの最初のヴィンテージは1993年で、すぐに近代的なスペインのワイン醸造におけるスーパースターの仲間入りをした。このキュヴェは、主に古木のグルナッシュ80〜90%、残りがカベルネ・ソーヴィニヨンと古木のカリニャンからつくられており、スペインにおいても国外においても、ただならぬ反響を獲得した。
アルヴァロ・パテシオスのグラタロプスの村を見下ろす丘にある最先端のワイナリーは、彼が主体となっている影響力と、スペインのワイン産業を変革するために進めている取り組みを立証している。 数名の同輩と同じようにパラシオスは、彼の影響の範囲を拡大し続けている。
より困難で、長く忘れ去られていたブドウ栽培地域、ビエルゾにおいて、彼は興味深いワインの生産を始めた。しかし、誤解してはならないのは、彼が本書にとりあげられたのは、プリオラートにおいて古木のグルナッシュで成し遂げた成果によってである。少年ぽい外見で、大きく笑い、黒い瞳をしたアルヴァロ・パラシオスは、スペインの偉大な先見者のひとりである。彼がどのスペインのワイン後進地域を次に復興するのかは誰にもわからない。」
パーカーのコメント(98点)
「このワインは樹齢70年の低く刈り込まれた畑からのガルナッチャ(グルナッシェ)が85%、残りがカリネェナとカベルネ・ソービニヨンである。インクのような紫色で、スレート、ブラックチェリー、ブラック・ラズベリー、トースティな新樽の香りが実に魅力的である。タイトだが、完全なワインで、このセンセーショナルな大作に、ワイン自身を表現させるなら、10-12年の熟成が必要で、その後2045年まで飲み頃となるだろう。」
$649.99