限定1本 壮絶な死をとげたカリスマの遺作!抜栓後1ヶ月もつと言われるほどのポテンシャル!
アンリファン・テリーブル
「アンリファン・テリーブル」(恐るべき子供)とはフランスで若い革新的なワイン生産者に使う言葉ですが、サンテミリオンの「ジャン=リュック・テュヌヴァン」、シャンパーニュの「ジャック・セロス」らと共にロワールのプイィ・フュメの造り手でそう呼ばれているのがこのディディエ・ダグノーです。
ダグノーはそれまで早飲みが当たり前だったプイィ・フュメの世界に常識を覆す超熟型のワインを生み出しました。
しかしプイィ・フュメの魔術師ダグノー氏は2008年9月、フランス南西部ドルドーニュ地方でウルトラ・ライト・エアプレーンと呼ばれる超軽量の飛行機を自身で操縦中に、離陸時の何らかのトラブルで墜落し、わずか52歳という若さで帰らぬ人となりました(ダグノー氏の4人の子供らによって、ワイン作りは引き継がれていくとのことです)。
自分の運転する飛行機事故での死亡というのも劇的な死に方ですが、ワイン造りのスタイルも全く型破りでした。ワイン造りのスタートは1982年ですが、全く経験のない状態から、故アンリ・ジャイエ氏の影響を受け、超低収量、手摘みによる収穫、区画ごとのボトリング、小樽での発酵など意欲的なワイン造りを行いました。
ローヌの異才、アラン・グライヨ、ボルドーの白ワイン造りに革命を起こしたドゥニ・デュブリデュ教授、ブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエ・・・・・。「彼らのやり方のいい部分を取り出して自分なりの醸造法を作り上げた。ドゥニからは醸造やクローン(分枝種)の選抜、アンリからはブドウの栽培という風にね。最も影響を受けたのはアンリだろうな。ワイン造りの哲学を教わった。導師のような存在だよ」と生前彼は語っていました。
ワイン造りを始める前はオートバイ・レーサーや犬ぞりレーサーとして世界を転戦するなど、エネルギッシュで人がまねできない生き方は、アメリカでレストラン・チェーン「ベニハナ」を成功させた故ロッキー青木氏や、バージン・グループを率いるリチャード・ブランソン氏を彷彿とさせます。
またカリフォルニアのカリスマ的ピノ・ノアールの作り手であり、やはりアンリ・ジャイエ氏を信奉するオー・ボン・クリマのジム・クレンデネン氏もダグノー氏にそっくりです。これらの人たちはみんなボサボサの長髪にヒゲ面と風貌も似通っていますね。
パーカーも大絶賛!
あのロバート・パーカーもダグノーに関して、
「ディディエ・ダグノーは明らかにこのアペラシオンにおける最良の生産者である。彼のワインは純粋で、豊かで、深みがあり、複雑さと凝縮味、そして注目に値する熟成能力を持っている。彼がこのアペラシオンにおいて、適度な収量を維持し、機械による収穫を避ける稀有な葡萄栽培者の一人であるということは驚きではなかろう。」 (講談社『Parker's Wine Buyer's Guide』 より)
とたたえています。
抜栓後1ヶ月以上経っても味わいが落ちることない
ピュル・サンは「サラブレット、血統書」という意味のプイィ・フュメです。ダグノーのワインではシレックスの次に位置します。このワインの区画はサンタンドレの北側の完全な南向き斜面に位置します。土壌は主に泥灰土、およそ0.5haのアステロイド土壌に植わる貴重なヴィーニュ・フランセーズ(フィロキセラ禍以前のブドウ樹)も含みます。新樽の使用率はヴィンテージに応じて25%-35%ほどです。
ピュル・サンは、抜栓後1ヶ月以上経っても味わいが落ちることないと言われるほど、ワインそのものの力が違います。逆に一週間くらいたってからの方が美味しく感じるという人もいるほど、とにかくとてつもないポテンシャルを持ったワインです。
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