Alain Graillot Crozes Hermitage La Guiraude 1990

アラン・グライヨ 1990 クローズ・エルミタージュ・ラ・ギロード

パーカー94点 「単なるワイン好きをローヌワインの狂信者に変えてしまう」

1985年にアラン・グライヨ氏がタン・レルミタージュから南へ数キロ離れたクローズ・エルミタージュのアペラシオン地域であるポン・ド・リゼール村に設立したドメーヌです。

アラン氏は電気工学を修め、農薬製造会社にエンジニアとして勤務し、4年間の中米駐在を経てパリに戻るとヴィニュロン達と交流を深め、自分で実際にワインを造ってみたいと思うようになりました。

ローヌ地方出身の彼はシラーが好きなこともあって地元できちんと手入れされている畑を探し回っていたところ、ちょうど殺虫剤を使わない丁寧な栽培を心がけていたドメーヌが、後継者難で引き取り手を探しいました。友人であったブルゴーニュのシモン・ビーズ氏も実際にここを視察に来て、購入に太鼓判を押したといいます。

そしてついに1985年、このドメーヌを買い取ると同時にこの地に移住しました。最初の3年間はワイナリー(醸造設備)部分だけを購入し、元の持ち主からブドウを購入していましたが、1988年には畑も買い取って栽培から瓶詰めまで一貫して行うようになりました。

2.7haで比較的若い(樹齢20年)白ワイン用ブドウ(80%がマルサンヌ、20%がルーサンヌ)を栽培し、残りは赤ワイン用のシラーが栽培されています。

彼によると「私は醸造を学んだことはないが、ワイン造りというものは自然で単純なものだ。ワインなんてブドウがアルコールに変わるだけで特に難しいことなんかない。大切なのはよく観察すること。自分は出来るだけ自然に任せた何もしない醸造を心がけていて、それは初ヴィンテージの1985年から変わっていないんだ。」と、17haの畑を購入して以来変わらぬワイン造りを続けています。

パーカーのコメント(94点)
「グライヨの贅を尽くしたキュヴェがこの1990年クローズ・エルミタージュ・ラ・ギロードで、たとえ知名度の劣るテロワールであっても最上の生産者ならばいかに素晴らしいワインを造れるかの好例である。
スモーク、オリエンタルなスパイス、ブラックフルーツ、オークの香りが十分で、単なるワイン好きをローヌワインの狂信者に変えてしまうだろう。口に含むと、多次元的な個性を見せ、記録的な完熟度とリッチさ、良質な酸、大量のグリセリン、アルコールを持ち、フィニッシュでは1分は続く香りのエキスがある。今でも飲めるというのはこの巨躯からは驚くべきだが、果実とボディにはかなりのタンニンが隠れている。」

 

ラベル、キャップ、液面(コルク下1.2センチ)とも状態は良好です。

$129.99