Ch. Lanessan Haut-Medoc 1981

シャトー・ラネッサン・オー・メドック 1981

パーカーが「力強く、独立した存在感があり、どこかランシュ・バージュに似ている」というお気に入り!

グリュオ・ラローズのすぐ南という絶好のロケーション。出来も特級シャトーに引けをとらない堂々たるものです。

ラネッサンの素晴らしい特徴には『ヴァン・ド・ガルド(=長期熟成型)』 ということと、『オフ・ヴィンテージに強い』ということが挙げられます。 熟成は、1/3が新樽、1/3が1年樽、1/3が2年樽を使用。このバランスが複雑さを産み出すといわれています。

ラネッサンは1855年のメドックの格付けの際にサンプルを提出しなかった為に、格付けがつかなかったという理由で、現在も特級格付けからは外れているのですが、 どうやら当時の経営者が、その格付けを今のようなステイタスになるとは思わず、不要と判断したようです。パーカーは日本のある講演会でラネッサンをお気に入りワインとして紹介し、「メドックのワイン格付けをやり直せば、おそらく5級シャトーの地位が真剣に検討されるワインである」と著書で紹介しています。また、パーカーは1990年代からほぼ毎年 テイスティングを続けており(一番古いものは1906年!)、いかにこのワインを気に入っているかがわかります。

 

シャトー・ラネッサン
シャトー・ラネッサンを手がけるのは、1793年から続くブーテイエ家。現在8代目となるが、同じ家がこれほど長くシャトーを所有していることは大変珍しいことです。ブーテイエ家は以前、シャトー・ピション・バロンやシャトー・パルメの株主でもあった由緒正しい家柄です。

畑はサン・ジュリアンの南側に位置し、グリュオ・ラローズ、ベイシュベル、デュクリュボーカイユなどに近く、良いテロワールにも恵まれ、年間約22万本を生産しています。

約135haもある美しい森に囲まれているシャトーはまるで「眠りの森の美女」の世界のよう。1793年当時は24haだったブドウ畑が現在80haに。そのうちの45haがラネッサンとセカンドラベルであるレ・カレッシュ・ド・ラネッサンのブドウ畑です。

 

シャトー・ラネッサン (ロバート・パーカー著 「ボルドー第4版」より)
「ラネッサンはオー=メドックのアペラシオンの中でも傑出したワインの1つだろう。メドックのワインの格付けをやり直せば、おそらく五級シャトーの地位が真剣に検討されるワインである。
ラネッサンはサン=ジュリアンのコミューンのすぐ南、グリュオー=ラローズの広大なブドウ畑の反対側のキュサックに位置し、深みのある色と、たくましくてスケールの大きな枠組みを持つ、噛みごたえのある舌触りの、強烈な風味に富んだワインをつくっている。フィネスに欠けると言って非難されるかもしれないが、この弱点は、豊かでガッツのあるブラックカラントで埋め合わせしてもなお余りあるだろう。

40haの畑は、新しい作付けにより毎年面積を増やし続け、2万ケースを超える生産を上げている。シャトーを所有、経営するのはブーテイエ家である。1983年に私がある友人とともに味わった、快い1920年が証明するように、ラネッサンは極めて長命である。もっともこの1920年は疲れていたが・・・・・。最近のヴィンテージの最高の成功作には、2001年、2000年、1996年、1995年、1990年、1988年、1986年、1982年、1978年、1975年、1970年がある。ワインは力強く、独立した存在感があって、スタイルと個性において、どこかポイヤックの五級シャトー、ランシュ=バージュに似ている

私はラネッサンには一貫性がないと前に指摘したことがある。ラネッサンの出来栄えにムラがあるのは(人がなし得る唯一の批判)、ワインの熟成に古い樽を使うというシャトーのこだわりに原因の一部がある。もしかしたら毎年の新樽比率が低いので、こんなにたくましいワインが生まれているのかもしれないのだ。ここを訪れたい人のためにひと言。1890年以来、同じ一族がずっと所有している美しいシャトーは、現在美術館として一般公開され、数々の馬車や馬具の収集を展示している。

平均年間生産量:25~30万本
畑 面積:40ha、平均樹齢:25年、植樹密度:1万本、平均収量:55hl/ha
育成:発酵とマセレーションは温度管理されたコンクリートタンクで12~18日間。樽内マロラクティック後、新樽5%に移して、ヴィンテージによるが18~30ヵ月熟成。清澄も濾過も行う。
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン75%、メルロー20%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルド5%
所有者:GFAデ・ドメーヌ・ブーテイエ」

 

ラベル、キャップ、液面(コルク下3.1センチ)とも状態は良好です。

$69.99