オベール 2018 シャルドネ・CIX・ソノマ・コーストWA 97-99点!冷涼な気候のヴィンテージながら素晴らしい作柄となった2018年!
2017年は同年10月に発生したナパ・ヴァレーの大規模な山火事の影響に気をもんだヴィンテージでしたが、2018年は一転して良好な収穫を迎え、素晴らしいヴィンテージとなりました。
2018年についてマーク・オーベール氏はワイン・アドヴォケイト誌に対して次のように語っています。
「『(火事で心配させられた)2017年に比べると2018年はとてもホッとした年だったよ。2018年は実質的には涼しめの年だった。2018年の素晴らしかったところは発酵が上手くいったこと、信じられないほど酸が良くて、マロラクティック発酵は最高だった』さらに2018年のいいニュースはオベールではこの年、収穫が20%もアップしたことだ。その主たる理由はブドウの房のサイズ(重量)が大きくなったことによる。房の数は例年と変わらなかった。オベールに詳しい人々によるとマーク・オーベールはバレル発酵の期間を延長しないとのこと。彼は2018年シャルドネのタンクからの澱引きを私が訪れた2019年8月には終えており、12月にはボトリング出来るように準備していた。」
2018年オベールのシャルドネのワイン・アドヴォケイト誌のポイント
WA誌のコメント(97-99点)「CIXとは109を意味しており、それは元々オーベールがこの畑を買った時は「109番区画」と呼ばれていたからだ。
2008年にモンラッシェのクローンが植えられ、2018年シャルドネCIXはグラスから立ち登る香りにはリンゴの花、スイカズラ、オレンジの皮が面白いように感じられ、そのコアには熟したボスク洋ナシ、コリアンダーシード、ホワイトペッパー、スライスしたアーモンドに加えて滑石(かっせき)のタッチもある。フルボディでリッチで心地よく、継ぎ目のないフレッシュネスと美しい香りのパーソナリティがあり、フィニッシュは長くて香りが良い。」
Aubertコルギンのワインメーカーをしていたマーク・オベールが独立して立ち上げたワイナリーです。2001年が最初のヴィンテージでしたが、いきなりパーカーが94点を献上し、超品薄ワインになりました。その後も評価は上がる一方で、値段もウナギ登り。キスラーやピーター・マイケル、マーカッシンらに並ぶ人気、実力と言っても過言ではありません。そしてカリフォルニアにおいてすらますます入手が困難になっています。
このAubertの読み方ですが、もともと彼はフランス人なので、フランス風に読めば「オベール」もしくは「オーベール」、英語風に読めば「オーベルト」と発音します。
ラベル、キャップ、液面(コルク下1.0センチ)の状態は良好です。
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オベール 2017 シャルドネ・ハドソン・ヴィンヤード・カーネロスパーカー98点!
オベールの最新リリースです!
パーカーのコメント(98点)「ナパのカーネロス側に20年以上前に植えられたOld Wenteクローンの畑から取れたハドソン・セレクションのブドウで造られた2017年シャルドネ・ハドソンは絞りたてのレモン、ライムの皮、温かみのあるアプリコットとハニーデューメロンのケタ違いに強烈な香りと干し草、パラフィン・ワックス、砕いたナッツ、加えてシナモントーストの風味もある。味わいはフルボディで、電動機で強く巻かれたようなタイトさと大量のシトラス系のアクセントがとにかく長い余韻の最後まで存在する。」
オベール(オーベルト)コルギンのワインメーカーをしていたマーク・オーベルト(Aubertはフランス人なので、フランス語読みすると「オベール」らしいですが、アメリカ人ではそれを知らない限りオベールと読む人はいないでしょう。当サイトでも英語読みでいきます)が独立して立ち上げたワイナリーです。2001年が最初のヴィンテージでしたが、いきなりパーカーがシャルドネに対して94点を献上し、超品薄ワインになりました。その後も評価は上がる一方で、値段もウナギ登り。キスラーやピーター・マイケル、マーカッシンらに並ぶ人気、実力と言っても過言ではありません。そしてカリフォルニアにおいてすらますます入手が困難になっています。
作られているのはシャルドネとピノ・ノアールで、シャルドネはもちろんですが、最近はよりレアなピノ・ノアールの人気がすさまじいです。
オベール 2018 シャルドネ・ラリー・ハイド&サンズ・カーネロスWA 97-99点!冷涼な気候のヴィンテージながら素晴らしい作柄となった2018年!
WA誌のコメント(97-99点)「最後に飲んだのがカーネロスにあるハイド・ヴィンヤードからのセレクションで、ここにはセント・ジョージ台木からのコルトン・シャルルマーニュのクローンが植えられている。2018年ラリー・ハイド&サンズはグラスに注ぐといきいきとしてフレッシュなグレープフルーツ、レモンの皮、オレンジの花、ライムジュースの香りがジャンプして来て、フレッシュなジンジャー、干し草、海水のしぶき、チョーク粉などのニュアンスもある。フルボディの舌触りが爆発するようで、強力なレモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツなどのシトラス系フルーツの香りがスペクトルとなって現れ、大量のスパイシーな火花と驚くほどのフレッシュさも補足されており、挑発的なほどにクリーミーな質感と長い余韻を楽しませてくれる。」
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オベール 2018 シャルドネ・ローレン・ソノマ・コーストWA 98-100点!冷涼な気候のヴィンテージながら素晴らしい作柄となった2018年!
WA誌のコメント(98-100点)「マーク・オベールによるとこの畑は複雑な様相を呈している。4つの異なるクローンが植えられているのだ。それは2つのオールド・ウェンテ・クローン、マウント・エデン・クローン、コルトン・シャルルマーニュのクローンだ。2018年ローレンは派手やかで結晶化したジンジャー、シナモンスティック、緑茶、ライムジュースを放射しながら、アップルソース、レモングラス、ハニーローストしたアーモンド、パラフィンワックスに杉の箱のタッチをともなって、何も特別なことをしなくてもグラスから爆発する。フルボディで、その味わいは見事なほどに土を思わせるように美味で、質感は美しくオイリー、そして背筋がゾクゾクするような純度の高さとフレッシュさが並び立ち、壮大な長さのフィニッシュを迎える」
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オベール 2018 シャルドネ・パウダー・ハウス・ソノマ・コーストWA 96-99点!冷涼な気候のヴィンテージながら素晴らしい作柄となった2018年!
WA誌のコメント(96-99点)「2018年パウダー・ハウスは2年目のヴィンテージだが、この土地は現在はオーベルト所有になっている8エーカーの畑で、ゴールドリッジ土壌にハイド・オールド・ウェンテとマウント・エデンのクローンが2013年に植えられたものだ。場所はフォレストヴィルのダウンタウンにある高校の向かい側に位置している。レモンメレンゲパイ、ライムクリーム、タンジェリンの皮、キャンディがけのジンジャーの香りが軽く焼いたトースト、カシューナッツ、わずかな杉のタッチをともなってグラスから吹き上がる。フルボディの味わいで、最初は紳士的で花を思わせるが、フィニッシュにかけてはシトラスの爆発が広がっていき、素晴らしいフレッシュさのバックボーンと大量の美味なスパークが感じられ、もっともっと飲みたいと思わせる。」
オベール 2018 シャルドネ・ロシアン・リヴァー・ヴァレー
2018年より初登場!お求めやすいオベールのシャルドネ!
2018年からラインナップに加わった、Chardonnay Russian River Valleyです。有名な単一畑のシャルドネよりもお求めやすくなっています。
Aubertコルギンのワインメーカーをしていたマーク・オベールが独立して立ち上げたワイナリーです。2001年が最初のヴィンテージでしたが、いきなりパーカーが94点を献上し、超品薄ワインになりました。その後も評価は上がる一方で、値段もウナギ登り。キスラーやピーター・マイケル、マーカッサンらに並ぶ人気、実力と言っても過言ではありません。そしてカリフォルニアにおいてすらますます入手が困難になっています。
ナパ・ヴァレー産のシャルドネで新境地オベールではこれまで主にソノマ産のブドウを用いていましたが、近年加わったナパ・ヴァレー産のシャルドネの二つ、EastsideとSugar Shackが2012年にともに99-100点という驚異的なハイスコアを獲得しました。100点リーチのシャルドネと言えば、これまではマーカッシンの独壇場でしたが、ここにオベールは一気に二つのワインを送り込み、ケタ違いの実力を再度知らしめました。この破壊的な点数ですし、生産量が少ないこともあり、アメリカではすでにマーカッシンに近い価格で取引されています。
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オベール 2018 シャルドネ・ソノマ・コースト
お求めやすいオベールのシャルドネ!
2009年からラインナップに加わった、Chardonnay Sonoma Coastです。有名な単一畑のシャルドネよりもお求めやすくなっています。
【楽天最安値】 ¥16,170 (2017年ヴィンテージ、売り切れ、2019/12/3)
一族が1938年から所有していたロシアン・リヴァー・バレーの土地に、1959年、現オーナーの父であるジョー・ロキオリ氏がその潜在能力を見いだし、いち早くブドウの栽培に取り組みました。当時はブドウ栽培農家に徹して、もっぱら近隣のワイナリーにそのブドウを販売していました。
しかし1982年、現オーナーのトム・ロキオリ氏が自社でワインを造り始めました。現在でも栽培するブドウの70~75%は契約ワイナリーに販売されていきますが、ロキオリのブドウを買うことができるのは、ロキオリが一流と認めたワイナリーだけで、ウイリアムズ&セリエム、ゲリー・ファレルなどほんの数えるほどです。
ロキオリのワインは、ワインメーカーでもあるトムが、ゲリー・ファレル氏のコンサルティングを得ながら品質重視を貫いており、今やカリフォルニアのピノ・ノアールとシャルドネの作り手としては屈指の評価を確立しています。
レイチェルズ・ヴィンヤードはパーカーが「コシュ・デュリのムルソー・ペリエールと簡単に間違えてしまう」というほどの非凡なワインです。
パーカーのコメント(96点)「このワインは砕いた岩のリキュールを誇り、そこに花、ホワイト・カラント、ピーチ、レモンが入り込んでくる。極上の酸とリッチさ、格調高いフィニッシュがこのワインがコシュ・デュリのムルソー・ペリエール(非凡なワインである)と簡単に間違えてしまう性格を与えている。今後10年で飲んでしまおう。トム・ロキオリに栄光あれ。彼こそはファンファーレが鳴るようなハデさはないが、ケタ外れにアロマティックで、香りが多次元的なワールドクラスのワインを造り続けているワイン界の偉大な男である。」
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.6センチ)とも状態は良好です。
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パーカーのコメント(95点)「2005年シャルドネ・リバー・ブロックはオールド・ウェンテクローンとハンゼルクローンからのブドウで造られており、バターがけのシトラス、砕いた岩、ホワイト・カラント、桃、トロピカル・フルーツの香りがある。フルボディで心地よい酸(ヴィンテージの特徴)と天にも昇るような凝縮と余韻の長さがあり、今後7-8年は楽しめるだろう。トム・ロキオリがやってくれたよ。彼は世界でも偉大な男の一人で、華やかなファンファーレはなくとも、ケタ違いにアロマティックで香り高い次元の世界クラスのワインを造り続けている。」
ラベルの表面が剥がれた箇所がありますので、右上の写真をクリックしてご確認ください。キャップ、液面(コルク下0.3センチ)の状態は良好です。
キスラー 2017 シャルドネ・キスラー・ヴィンヤード・キュヴェ・キャスリーン
パーカー96+点 フラッグシップは今年も素晴らしいワインに!
キスラー・シャルドネのフラッグシップ、キュヴェ・キャスリーン!キスラーを代表するワインですが、カリフォルニアのシャルドネを代表するワインです。
パーカーのコメント(96+点)「ワインメーカーのJason Kesnerによるとこのワインはバレルセレクションではないが、この畑でも独特の土壌(細かい頁岩と赤い火山性灰土)を持つ一角の区切られたブロックからのものである。2017年シャルドネ・キュヴェ・キャスリーンは若く内向的な香りで、始まりは非常にゆっくりとドライアップル、ポプリ、キーライム・パイのヒント、スライスしたアプリコットなどが感じられ、春のハチミツ、トースト、濡れた石などのアクセントもある。ミディアムボディで、アロマが口の中を覆う。多層的な香りが爆発するが、それはピリッとしたシトラス系からハチの巣、乾いた葉のような土の要素などで、ジューシーな酸とシルキーな質感を持ち、非常に長くて香りが充満したフィニッシュで縁取られている。 Kesner 「明らかに個性的なものがいくつか私には感じられ、それは歯車の歯のようだ。クラシックに美しく作られたカリフォルニアのシャルドネに見つけられるもの全てが存在する。理想的に低いpH値、リッチさ、質感の複雑さ、トーンの高さもある。ありふれたものではなく、攻撃的でもなく、退屈することがない。ミネラル、美味な要素がある。全ての要素が一つになってだんだんと一緒になってくると、それを見分けることはもう出来ない。私にはその時、ワインが本当に魔法になったかのように思えるんだ」その通りだ!」
キスラーについてはこちらのページにまとめましたのでご覧ください。ロバート・パーカーが世界の超一流ワイナリーを選び抜いた「世界の極上ワイン」、「神の雫」など様々なメディアで絶賛されています。キスラー 「ブルゴーニュを超えたカリフォルニア」
キスラー 2017 シャルドネ・トレントン・ロードハウス
パーカー96点!ゴールドリッジ土壌の申し子!
ソノマ地区には、海からの堆積物と化石化された木片などが層をなした「ゴールドリッジ」と呼ばれる独特の砂質の土壌があります。ゴールドリッジ土壌は非常に水はけがよく、ブドウの根が栄養を求めて地中深く伸びるために、とても複雑なワインが出来ます。キスラーではゴールドリッジの特徴をフルに発揮できるようにトレントン・ロードハウスが造られています。
パーカーのコメント(96点)「ゴールドリッジ土壌に植えられたブドウから造られるこのワインは温かみがあり、開放的で、トーストしたアーモンド、春のハチミツ、砕いた貝殻、暖かいホワイトピーチ、焼いたマルメロと底流に流れるドライフラワーとスパイスの美味な香りが感じられる。ミディアムボディで、強烈でエネルギッシュなスパイス、ひもで締められたフルーツの層が口の中で爆発し、ピリッとした酸と長いフィニッシュがあり、多層的で非常にイキイキとしている。」
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.8センチ)の状態は良好です。
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キスラー 2017 シャルドネ・ヴァイン・ヒル・ヴィンヤード
パーカー96点!毎年高得点を得る畑!
キスラーの数ある畑の中でも、毎年高得点を献上されるのがこのヴァイン・ヒル・ヴィンヤード。キュヴェ・キャスリーンに次ぐキスラーを代表するワインと言ってもいいでしょう。
パーカーのコメント(96点)「このワインの出来た土地は純粋に砂の土壌で、ほとんど有機物が存在しない。並外れて香り高く、多層的な充満するシトラスと花の香り、すなわちライム、レモン、オレンジの皮、ラブリーなシトラスの花、ペトリコール(雨が降った時に、地面から上がってくる匂い)、ハチミツ、トースト、マルメロ・ペースト、干し草、グァヴァなどがある。ミディアムボディで、口の中では香りの層が爆発し、幅広く、質感があって、継ぎ目のない酸と信じられないほど長く、多層的なフィニッシュもある。ワーォ!」
マーカッシン 2008 シャルドネ・マーカッシン・ヴィンヤード
パーカー 100点 過去最高点のマーカッシンのシャルドネ!
Marcassin Vineyard 2008年は、パーカーが初めてリリース時点で100点を差し出したマーカッシンのシャルドネです(これまで1996、1998、2001、2002、2012、2013年で7度パーカー100点を獲得していますが、いずれもリリース時は100点ではなく、2度目以降の試飲で得点を上昇させたものです)。ちなみに、マーカッシン以外にはこれまでパーカー100点を獲得したカリフォルニアのシャルドネはコングスガード、オベール、ピーター・マイケル、モレ・ファミリーの7つのワイナリーから19本しかありません。
マーカッシン(マーカッサン)ご存じヘレン・ターリーの個人所有のワイナリーです。カリフォルニアで最も高価に取引される至高のシャルドネとピノ・ノアールを作り続けています。
パーカーのコメント(100点)「完全にパーフェクトのこのワインは2007年(99+点)にそっくりだが、わずかにリッチさや余韻の長さで上回り、それらは信じられないレベルだ。このとてつもない労作は疑う事なき「シャルドネ・オブ・ザ・ヴィンテージ」であり、事実上、「シャルドネ・オブ・ザ・ディケード(10年)」であろう。この崇高なシャルドネには、ブリオッシュ、ネクタリン、シトラス、オレンジの花の香りに、岩のリキュール、素晴らしい酸、驚くべき凝縮とよろめくような余韻の長さが存在し、余裕で15年以上美味を保つに違いない。」
ロバート・パーカー著 「ワイン・バイヤーズ・ガイド」 「マーカッシンのラベルのもとに、思わず引き込まれてしまいそうなワインが次々と出現している。それだけでも十分に特筆に値するが、ヘレン・ターレーが、パルメイヤー、コルジン、ブライアント・ファミリー・ヴィンヤーズ、マーティネリほか、すべての顧客の為に作ったワインの並々ならぬ幅の広さも考えていただきたい。未だかつて、このように稀に見る芸術的な偉大さを持った、多様なワインの一群を作り出した人物がいただろうか。
そして幸運な事に、ソノマ・コーストに約3.6ヘクタールの彼ら自身のブドウ畑を手に入れたため、モンラッシェに似た、硬質のミネラルに縁どられたシャルドネや、クロ・ド・ラ・ロシュに影響を受けた素朴なピノ・ノワールを提供している。マーカッシンを味見することは、批評家の立場からすれば挑戦である。なにせ、このワインは批評を超えているいるのだから。」
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.3センチ)とも状態は良好です。
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ピーター・マイケル 2003 シャルドネ・マ・ベル・フィーユ
パーカー93-95点 「リッチでフルボディで濃厚で、香りが詰め込まれている」
毎年素晴らしいワインを作り続けるピーター・マイケルですが、その名声はとどまるところを知らず、近年はパーカー100点を連発するようになって入手が難しくなる一方です。例えば2015年から3年連続で100点を献上されているフラッグシップのシャルドネ・ポイント・ルージュの市場価格は500ドル近くします。
マ・ベル・フィーユマ・ベル・フィーユはピーター・マイケルの他シャルドネ(ベルコートやラ・キャリエール)よりも標高の高い、海抜520m~580mの東南/南向き斜面に広がるやや冷涼な区画です。
ピーター・マイケルのシャルドネはテロワールと共にどのクローンを植えるかも重視されており、各クローンを巧みにミックスしてテロワールの個性を最大限に引き出す組み合わせが考えられています。
例えばキャリエールの構成がディジョン60%、ハイド14%、シー14%、ベルコートではシー33%、オールド・ウェンテ(ハイド系)33%、リュード33%になっています。一方このマ・ベル・フィーユはカレラ30%、マウントエデン10%、ハドソン30%、ハイド30%です。
発酵は100%土着の自然酵母に委ねられ、シュールリーを伴う樽熟成ではブルゴーニュ・グランクリュ仕様のフレンチオークを100%使用。(新樽比率100%)無清澄・無濾過で行われます。
ピーター・マイケル英国でのビジネスの成功により英国経済の繁栄に寄与した功績を称え、1989年に「Sir」の称号を受けたピーター・マイケルは、 その7年前の1982年に家族と共にカリフォルニアに渡り、カリストガ北のナイツ・ヴァレーにワイナリーを建設しました。 ナイツ・ヴァレー唯一のワイナリーで、周りの山肌の斜面に畑を開墾し、マウンテン・グレープからフランスの伝統的な手法を使い、手工業的なシングルヴィンヤードのワインを造っています。
初代のワインメーカーであるヘレン・ターリー女史から影響を受けた醸造家ニコラス・モルレはシャンパーニュの家族経営ドメーヌの5代目で、 ブルゴーニュやボルドーでのワイン醸造の経験を基にピーターの目指す「パワーよりもエレガント」なスタイルのワインを造ります。 少量生産のワインはカリフォルニアの貴重な銘醸ワインとして世界中で高く評価されています。
パーカーのコメント(93-95点)「華やかなシャルドネ・ベル・フィーユはスイカズラ、オレンジの花、パンの生地、レモン・メレンゲ、ハチミツがけのオレンジの香りがする。リッチでフルボディで濃厚で、香りが詰め込まれている。今後3-4年は飲み頃になるだろう。」
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.3センチ)の状態は良好です。
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ピーター・マイケル 2017 シャルドネ・マ・ベル・フィーユ
パーカー98+点 ピーター・マイケルのシャルドネ最新作は傑作だ!
マ・ベル・フィーユマ・ベル・フィーユはピーター・マイケルの他シャルドネ(ベルコートやラ・キャリエール)よりも標高の高い、海抜520m~580mの東南/南向き斜面に広がるやや冷涼な区画です。2017年はWA誌で98+点を献上され、ピーター・マイケルでも傑作のひとつとなりました。
パーカーのコメント(98+点)「2017年シャルドネ・マ・ベル・フィーユは子犬が喜んで飛び跳ねているようなエネルギーをグラスから感じ、アプリコットのタルト、ハチミツのトースト、ショウガ風味のクッキー、レモンカスタードのハッキリとした香りと、暖めた洋ナシ、アップルパイ、オールスパイスなどを感じるコア部分、加えて蜜ロウのヒントもある。フルボディで味わいは素晴らしくクリーミーで贅沢、たくさんのスパイシーなアクセントを石を思わせるフルーツの層が支え、フィニッシュでのフレッシュさとミネラルもスゴい。1802ケースの生産。
ワインメーカーのニック・モレ氏によると、2019年の大規模な山火事はピーター・マイケルのワイナリーのすぐ近くまで迫ったと言う。 「フェンスのすぐ向こうまで火が来た。ブドウの樹の被害はなかったが、本当にすぐ近くだった」翻ってワインについて彼が語るところでは 「パワフルでエレガントなワインが好みさ。2018年はその通りのワインだった。特に熟成させるには最高のヴィンテージ。20年は持つのは間違いない」私は2018年のワインを全てバレル試飲したが、これらは2020年2月に瓶詰めされた。 「2017年は2018年よりさらに快楽主義的ヴィンテージだ。熱波が来てもピーター・マイケルの畑は標高が高いのでへっちゃらさ。それでも気をつけなくちゃいけないことはたくさんある。灌漑とか日よけとかね。2017年はエレガンスが素晴らしいので気に入っているが、多分2018年よりも華やかなワインだろう」モレ氏は2017年のセミヨン種は出来に満足できなかったので格落ちさせた。そのためCoeur et Coeurは生産されなかった。」
2013年秋にリリースされた辛口の白ワインです。
パーカーのコメント(95点)「試飲の最初に出された2011年ザ・モーメントは偉大で、ツルツルとしたワインで、57%ルーサンヌ、19%プティ・マンセン、17%シャルドネ、7%ヴィオニエのブレンドで、コンクリート槽、新樽、古樽、ステンレススチールなどの熟成槽を組み合わせて16ヶ月間熟成された。マジパン、シトラスオイル、花、マーマレード、スパイスの利いたアプリコットなどの香りがあり、口の中にフルボディのリッチさと奥行きが流れ込んできて、下支えする見事なフレッシュさとクリアさのおかげでバランスが保たれている。ここ2-3年で飲みたくなってしまうが、実際は10-15年以上は間違いなく長熟するポテンシャルがある。」
マンフレッド・クランクル氏によると、「2011年はこれまで見たことがないほど、最初から最後までずっと冷涼な年だったが、2008年以降、平年よりも寒い年が続いている。2010年と異なり、2011年は暑い時期どころか、暑い日すらもなかった。4月にわずかに霜が出て、元々低い収量をさらに押し下げてしまったのだが、振り返ってみると、もし果実が大きければこのような年では十分には熟さなかったかもしれないし、逆に小さい果実がワインに優雅さを与えてくれた。」とのことです。
シン・クア・ノンカリフォルニアの最上のシラー、グルナッシェ、デザートワインの作り手と言えるでしょう。オーナーでワインメーカーのマンフレッド・クランクル氏は鬼才という言葉がぴったりの人で、それほどワイン造りの経験があるわけではないのに、超高品質なワインを生み出しているのです。シン・クア・ノンを有名にしているのが毎年ボトルデザイン、ラベルデザインがガラッと変わってしまうこと。一見しただけではどこのワインか全くわからないのです。通常はラベルなどのブランドイメージを何とか確立しようとがんばるものですが、ここにはそんな常識は通用しないようです。しかもラベルやボトルのデザインはクランクル氏自らが行っているというのですから、ワインメーカーというよりはデザイナーかアーチストといった方がいいくらいです。
【楽天価格帯】 ¥27,500~¥38,280(全て売り切れ、2020/7/2)
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チャールズ・ハインツ 2012 ブラン・ド・ブラン・メリッサ・ダニエル
カリフォルニアのジャック・セロス!マイケル・クルーズの長期熟成キュヴェ!
カリフォルニアのジャック・セロスとも呼ばれ、超高品質、超少量生産のスパークリング「ウルトラマリン」の造り手として最高評価を受けているマイケル・クルーズの長期熟成版キュヴェの最新作です!
2010年がサブリナ・マリー、2011年がディアンナ・マリー、そして2012年がメリッサ・ダニエルと毎年名前を変えてリリースされていますが中身は基本的に同じものです。いずれも収穫後6年以上にわたって熟成させてからリリースされます。つまりウルトラマリンのディゴルジュマン・タルディヴ(遅い澱引き)版がこのシリーズに当たります。
デゴルジュマン・タルディヴは、澱と接触する期間を通常のシャンパン製法よりも長く取ることで、旨みを損なわずにより鮮明でフレッシュな味わいを作り出します。有名なボランジェのRD(「Recemment(最近の) Degorge(澱引き)=レサマン・デゴルジュ」)もほぼ同じ意味で使われています。
マイケル・クルーズ今やアメリカでも幻と言われるほど大人気かつ入手難のスーパー・プレミアム・スパークリング「Ultramarine」の生産者がマイケル・クルーズ氏。ジャック・セロスを引き合いに出されるほど超高品質のスパークリングの造り手として知られています。ナパの重鎮の一人、チャールズ・ハインツとジョイントベンチャーでUltramarineを世に送り出し、チャールズ・ハインツからは、ハインツ氏の4人の子供の名前を冠した長期熟成キュヴェをここ3年続けてリリースしています。
ラベル、キャップ、液面とも状態は良好です。
マム・ナパ 1993 DVX・ナパ・ヴァレー・スパークリング・ワイン
大幅値下げ!ワイン・スペクテーター93点 フランスのマムがナパで造る最高級の泡!
1983年にフランスのシャンパンメゾン、GHマムがナパで設立したワイナリーです。シルバラード・トレイル沿いのナパ・ヴァレーのラザフォードの東の端に位置します。管理人もここのワイナリーを訪れたことがありますが、アクセスも便利で、外でも中でも楽しめるテースティングは最高です。
フランスの伝統的シャンパン製法をもとに長年引き継がれた確かな技術で、ナパの選りすぐりのブドウから毎年すばらしいスパークリングワインをつくるまさに名門というにふさわしいワイナリーです。
中でも最高品質のブドウを選び抜いて造られるDVXは長期の熟成に耐えるここのフラッグシップ。DVXというのは、マムの創設者であるデヴォー氏へのオマージュとして造られた最高級のスパークリングワインです。1993年はワイン・スペクテーター誌が93点を献上しています。アメリカでも90年台のスパークリングワインはとても珍しく、貴重な一本です。
ラベルにこすり傷等がありますが、ボトルの状態は良好です。
$179.99→139.99
ソーター 2011 ブリュット・ロゼ・ミネラル・スプリングス
大幅値下げ!エチュード、ビーコン・ヒルと自分の手がけたブランドを手放して、ついに手に入れたオレゴン究極畑のロゼ!
名ワインメーカー、トニー・ソーターはエチュードの成功で人気を不動のものとしましたが、そのエチュードを売却して、次の可能性の地として選んだのはオレゴンでした。そしてオレゴンのビーコン・ヒルという畑で第2の成功をおさめたソーターでしたが、さらに可能性のある畑、ミネラル・スプリングスを買うために、ビーコン・ヒルを売却します。その彼が入れ込んだミネラル・スプリングスのスパークリングワイン、ブリュット・ロゼが入荷しました。
決して一つの成功に満足しない男、トニー・ソータートニー・ソーター氏は1975年にスタッグス・リープ・ワイン・セラーズであの伝説の「1973年カベルネ」のボトリングに携わり、その後もケイン、ファー・ニエンテ、クロ・デュ・ヴァルなどでもワイン造りに参加しました。
80年代に入るとソーター氏の手腕は絶頂期を迎えます。彼が手がけたワイナリーは、アロウホ、ニーバム・コッポラ、シェイファー、スポッツウッド、ヴィアダー、ダラ・ヴァレなどで、これらはすべてナパのウルトラ・プレミアム・ワイナリーに成長したワイナリーばかりです。今で言うコンサルティング・ワインメーカーとして、そしてその先駆者として、これらワイナリーに携わってきました。
最も成功し最も影響を与えたワインメーカーとして、その頂点に君臨したソーター氏はしかしながら90年代半ばから徐々にコンサルタントを退くことになりました。それは、ソーター氏が自ら立ち上げたワイナリー「エチュード」に専念するためです。
1982年に設立された「エチュード」はワインスペクテーターが選ぶトップ25の五つ星ワイナリーで、傑出したピノ・ノアールとカベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、少量のメルロー、ピノ・ブラン、ピノ・グリなどを生産していました。ちなみに「エチュード」は「STUDY」を意味するようです。
2001年ソーター氏は巨大ワイングループ、ベリンジャーブラス・ワインエステートに「エチュード」を売却しました。自ら立ち上げたワイナリーを売却した目的は、自らの畑を持つためでした。
ソーター氏は生まれ故郷であるオレゴン州に畑を購入し、数十年に渡る経験と実践の集大成として「ソーター・ヴィンヤーズ」を立ち上げました。「エチュード」でもこだわりを見せたのがピノ・ノアールでしたが、カリフォルニア・ナパを去りオレゴンに来たのはやはりピノ・ノアールを造るためでした。
ソーター氏の名前と共にいちやく有名になった畑が「ビーコン・ヒル・ヴィンヤード」です。ビーコン・ヒルは、ポートランドの西南、オレゴンの銘醸地ウィラメット・ヴァレーに属するヤムヒル・カールトン・ディストリクト(2005年認定)に位置します。
ビーコン・ヒルを凌ぐ畑に出会い、ついにゲット!トニー・ソーターの代名詞とまで言われた「ビーコン・ヒル」でしたが、 ソーター氏は新たに出会った畑のポテンシャルに惚れ込み、2005年にビーコン・ヒルを売却しました。その新たに出会った畑が「ミネラル・スプリングス」という畑です。
「ビーコン・ヒル」が繊細な味わいに対して、「ミネラル・スプリングス」はボリューム感があり、ひとまわり大きい格の高さを感じさせる、非常にポテンシャルのある味わいを誇ります。
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