ターリー 2012 プティ・シラー・ハイン・ヴィンヤード
パーカー96-100点 ついに100点に手がかかったターリー史上最高傑作!
ついに100点に手がかかった!世界一のジンファンデルとプティ・シラーの造り手と誰もが認めるワイナリーながら、これまで100点にリーチがかかったワインはなかったターリーですが、2012年、ついに2つのプティ・シラーが100点に手がかかりました。ハイン・ヴィンヤードとペセンティ・ヴィンヤードで、ともにパーカーから96-100点を献上されました!ターリーでも歴代最高傑作と呼んでいいでしょう。
パーカーのコメント(96-100点)「パーフェクトに手がかかった2012年プティ・シラー・ハイン・ヴィンヤードで、そのリッチさはブッ飛びレベルにあり、光を通さない黒/青色で、ムチャクチャに凝縮した赤、青、黒の果実味があり、樟脳やクレオソートも混じっているようだ。若くしてそのスケール感、リッチさ、質感、パワーとも印象的であるが、成熟の第2段階に入るには少なくとも今後10年はかかるだろう。今後30-40年は挑発的で、偉大な味わいを楽しませてくれるだろう。」
ターリーターリーは天才ワインメーカー、ヘレン・ターリーの弟が所有するワイナリーです。ジンファンデル、プティ・シラーといったブドウを使って、驚異のワインを作り出しています。特にハイン・ビンヤードのワインはジンファンデル、プティ・シラーの神髄を味わえます。しかし最高峰のハイン・ヴィンヤードは超入手困難。有名ワインショップでも1ダース入荷するかどうかといったところで、待ちかまえたファンが奪いあっていき、瞬間蒸発してしまいます。
プティ・シラーは管理人がもっとも好きなブドウです。うまくできたプティ・シラーはパワー、果実味、エレガンスが極めて高い次元でバランスするからです。そして何よりもカベルネやピノよりもお得であることが多い。しかしこのターリーのハイン・ヴィンヤードはプティ・シラーでも全くの別格です。価格も並のプティ・シラーの何倍もしますが、その完成度の高さはいつも絶句してしまうほどです。
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.5センチ)の状態は良好です。
$139.99
ターリー 2010 プティ・シラー・ライブラリー・ヴィンヤード
パーカー97点 「私がこれまで試飲したカリフォルニアのワインでもっとも個性が際だつ」!
ターリーは天才ワインメーカー、ヘレン・ターリーの弟が所有するワイナリーです。ジンファンデル、プティ・シラーといったブドウを使って、驚異のワインを作り出しています。
プティ・シラーは管理人がもっとも好きなブドウです。うまくできたプティ・シラーはパワー、果実味、エレガンスが極めて高い次元でバランスするからです。そして何よりもカベルネやピノよりもお得であることが多いからです。
ちなみにプティ・シラーは「Petite Sirah」と表記するのが一般的ですが、「Petite Syrah」と書くのがターリーの流儀です。
パーカーのコメント(97点)「このワインはナパのセント・ヘレナのダウンタウンにある1800年代後半から1900年代前半にかけて植えられた区画から造られている。カリフォルニアの古い畑ではよくあることだが、このブドウ畑も野生種を含む少なくとも26種類もの品種が植えられていた。ライブラリーは私がこれまで試飲したカリフォルニアのワインでもっとも個性が際だつものだ。エキゾチックで魅力的で、グラスからは、継ぎ目がなくエンドレスに、色鮮やかな赤い果実、アニス、オレンジの皮、シナモンの香りが立ち上がる。パワフルでリッチだが、決して重くない、このワインは美味と言うしかない。ターリーの壮大なラインアップを考えれば、どのワインを買って良いか迷ってしまうのも当然だと思うが、私が財布と相談すれば、ライブラリーはショッピングリストのトップに来るに違いない。聞いた所によると、セント・ヘレナ市はこの畑を市の公共事業用地とするかもしれないらしい。私にすれば、このような偉大な歴史的な畑が消えてしまうとしたら悲劇と言うしかない。つまるところ、新しい学校だの図書館だのはどこにだって作ることはできるが、記念碑的なワインは世界でもごく限られた特別な場所でしか作ることはできないからだ。カリフォルニアの歴史的なブドウ畑がユネスコの世界遺産となる未来を想像することは的外れなことではない。」
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.6センチ)の状態は良好です。
$109.99
ターリー 2013 プティ・シラー・ペセンティ・ヴィンヤード
パーカー98+点 「子供や孫のバースデーワインとして決して後悔しない買い物である」!
パーカーのコメント(98+点)「このワインの色はほとんど黒/紫である。ここはラリー・ターリー所有のオーガニックの畑で、プティ・シラーはナパのハイン・ヴィンヤードからの接ぎ木が植えられている。ここのライムストーン土壌からは史上最も偉大なプティ・シラーになる可能性のあるワインを生み出してきており、そのライバルはRidgeの生み出した1970年代と1980年代のプティ・シラーである。間違いなく驚異的なワインで、現時点ではほとんど獰猛な味わいを持ち、信じられないほど凝縮している。インクのような黒/紫色で、ブルーベリーの気が遠くなるような香りと、花のような香りが、ブラックベリーや砕いた岩の風味と混じり合って、まるでレーザー光線のような折り目正しさと間違えようのないミネラル感を与えている。男性的でフルボディで、10-20年の時間が必要だが、熟成すれば今後50年以上は美味しく飲めるはずだ。もし自分の子供や孫のバースデーワインを買うのなら、このワインこそ決して後悔しない買い物であろう。」
$129.99
ドネラン 2009 シラー・オブシディアン・ヴィンヤード
パーカー99点 パーカーに「シン・クア・ノンを思い出させる」と言わしめたカリフォルニア・シラーの最高峰!
シン・クア・ノンの再来かと話題になっているソノマのDonelan Family Wines!
このオブシディアン(黒曜石)・ヴィンヤードはナパの北ナイツ・バヴァレーにあり、その名の通り黒曜石混じりの土壌からパーフェクトなシラーを生み出し続けています。この2009年、2013年には99点をパーカーから献上されています。
シラーが中心ですが、それ以外のラインアップに、グルナッシュ、ルーサンヌ、シャルドネ、ピノ・ノアール、ロゼを造っている所もシン・クア・ノンにそっくりです。
パーカーのコメント(99点)「もう一つのパーフェクトに手がかかったワインが2009年シラー・オブシディアン・ヴィンヤードである。まるで北コート・ロティにあるミシェル・オジェのコート・ブリュン・ヴィンヤードから来たかのような味わいがする。伝説となる可能性を持ったシラーで、シャルキュトリ[フランス語で豚肉のハム等の意]、ローストした肉、ブーケガルニ、ブラックベリー、ブラックラズベリー、チャコールの香りがする。甘いタンニン由来の素晴らしい糖度、熟しているが、熟しすぎではない果実のあるフルボディのワインで、フィニッシュは50秒は続く。この異彩を放つシラーはカリフォルニアのモダン時代のレジェンドとなるはずである。10-15年以上は容易に熟成するだろう。」
ラベル、キャップ、液面(コルク下1.2センチ)とも状態は良好です。
【楽天最安値】 ¥29,160 (2013年ヴィンテージ、2019/9/17)
$169.99
ネクスト・オブ・キン 2017 No.11(予約販売)
あのシン・クア・ノンの別プロジェクト!生産量極小で入手はさらに困難!
毎年違う名前、ボトルデザインという奇抜なアイディアながら、毎年満点かそれに近い得点をとり続ける奇跡のカルト・ワインがシン・クア・ノン。そのシン・クア・ノンを率いるマンフレッド・クランクル氏が立ち上げた別プロジェクト、Next of Kynがついに入荷して参ります!
2007年がデビューヴィンテージで、そのワインに「No.1」と名前をつけ、毎年番号が上がっていくことになっています。2017年ヴィンテージは「No.11」です。
所有するCumulus Vineyard産のシラーを中心に、グルナッシュやルーサンヌなどをブレンドして造られます。
生産量はシン・クア・ノンよりもさらに少ない毎年125-400ケースほどしなかく、もちろん入手は至難の業です。
2017年のパーカーポイントはまだ出ておりませんが、2015年は99点、2016年が98-100点となっており、2017年も素晴らしい得点が期待されます。
予約販売です。当社入荷は2020年11月頃を予定しています。
$429.99
2017年のシン・クア・ノンはワイン・アドヴォケイト誌でシラーが97-100点、グルナッシュが98-100点という超ハイスコアとなっています。近年にない最高のヴィンテージが予想されます。
2014年秋にバイクの大事故により九死に一生を得たシン・クア・ノンのオーナーのマンフレッド・クランクルでしたが、その後車椅子での長いリハビリを経て、ようやく復活してきたようです。
パーカーのコメント(98-100点)「2017年のグルナッシュはブレンドが終わり8月にはボトリングされる。ブレンド比は76% グルナッシュ10% ムールヴェードル9% シラー3.8% プティ・シラー1.2% ヴィオニエ
産地の畑は46% クムラス・エステート29% イレブン・コンフェッション・エステート6% モリー・アイーダ・エステート17% ザ・サード・ツイン・エステート2% ビエン・ナシード・ヴィンヤード
そして23%フレンチオークの新樽、48%古樽(サイズは様々)、29%がコンクリート槽で23ヶ月熟成させており、46%(ほぼグルナッシュ)は全房発酵させている。
ミディアムからガーネット/紫色で、この若く、巨大なグルナッシュはグラスから爆発するかのようで、赤いバラ、シナモンスティック、ライラック、砕いたブラックチェリー、チョコレートボックス、アニス、低木、ドライハーブなどの香りは信じれず、ラベンダー、土、スモークした肉などが穏やかに波のように押し寄せる。フルボディで信じれないほどシルキーな質感、退廃的なフルーツの味わいには驚くほどのフレッシュさと響きがあり、フィニッシュでは多層的な香りと挑発的な味わいと噛み応えがあり、それらは全房発酵に由来している。「魔法」としか言い様がない。1225ケースと600本のマグナムが造られる予定だ。」
シン・クア・ノンカリフォルニアの最上のシラー、グルナッシェ、デザートワインの作り手と言えるでしょう。オーナーでワインメーカーのマンフレッド・クランクル氏は鬼才という言葉がぴったりの人で、それほどワイン造りの経験があるわけではないのに、超高品質なワインを生み出しているのです。シン・クア・ノンを有名にしているのが毎年ボトルデザイン、ラベルデザインがガラッと変わってしまうこと。一見しただけではどこのワインか全くわからないのです。通常はラベルなどのブランドイメージを何とか確立しようとがんばるものですが、ここにはそんな常識は通用しないようです。しかもラベルやボトルのデザインはクランクル氏自らが行っているというのですから、ワインメーカーというよりはデザイナーかアーチストといった方がいいくらいです。
ラベル、キャップ、液面(コルク下1.2センチ)の状態は良好です。
$349.99
2014年秋にバイクの大事故により九死に一生を得たシン・クア・ノンのオーナーのマンフレッド・クランクルでしたが、その後車椅子での長いリハビリを経て、ようやく復活してきたようです。今年の春にリリースされたばかりの、このドイツ語読みされるワインにはパーカーが96+点を献上しています。「Ratsel 16」は「16の謎、16のミステリ」と言ったような意味です。
パーカーのコメント(99点)「自社畑からの限定品であるこのワインは81%シラー、7%ムールヴェードル、5%プティ・シラー、2.5%グルナッシュ、4.5%ヴィオニエのブレンドで47%全房発酵された。
ブドウ畑別の内訳は47%がイレブン・コンフェッション、38%がザ・サード・ツイン、13%がクムラス、2%がモリー・アイーダである。フレンチオークで23ヶ月間熟成され、新樽比率は47%だ。
深いガーネット色で、どちらかと言うとさほど苦労もなく美しくハーモニーが取れたこの2016年シラーはベークド・プラム、ブラックチェリー、ブラックベリーコンポート、リコリス、スパイスケーキ、モカなどがハッキリと感じられ、煌めくように杉の箱、ライラック、メンソール、鉛筆の芯なども伴って、グラスから飛び出してくる。ビッグでフルボディで、果実味豊富であるが、堅く堂々としたケタ違いに豪華なタンニンと継ぎ目のないフレッシュさで口の中が覆われ、後味には鮮やかな果実味とファンタスティックなエネルギーがある。
もしワインを電気に例えるとすれば、このワインは限界を超えた高電圧である!1791ケースと600本のマグナムが生産された。飲み頃は2021~2046年」
タブラス・クリーク 2007 エスプリ・ド・ボーカステル・パノプリエ
パーカー99点 ローヌの名醸ボーカステルのDNAを受け継ぎ、パソ・ロブレスの頂点を極めたワイン!
ドメーヌ・ぺラン(シャトー・ド・ボーカステル)と、そのアメリカの輸入代理店ロバート・ハース(ヴィンヤード・ブランズ)とのジョイントベンチャーとして、タブラス・クリークは始まりました。
タブラス・クリークのジェイソン・ハース氏によると「4年がかりで、石灰岩土壌を探した。掘削するとお金がかかるので、道路工事の現場を見て回ったら、パソ・ロブレスで見つかった。」実際、パソ・ロブレスはまさしくカリフォルニアのボーカステルと呼ぶにふさわしいテロワールでした。
また、同氏によると「クローンもローヌから輸入して、検疫に3年かかった。今では300以上のワイナリーで使われている」
タブラス・クリークではボーカステル醸造に使用される同様の品種を栽培し、ボーカステルと同様に有機農法によって育成されます。カリフォルニアの温暖な気候とミネラル分を含んだ土壌、ボーカステルから持ち込んだクローンの個性、その全てを活かし、ふくよかな香りや味わいを表現しようとしました。天然酵母による発酵やボーカステルで150年培われたブレンド法が、ワインの芳醇さ・素晴らしさを引き出すことに大きく貢献しました。
そして、ここのフラッグシップであるエスプリ・ド・ボーカステル・パノプリエは常にパーカーが高得点を差し出していますが、この2007年ヴィンテージでその頂点に達した感があります。99点を獲得し、そのコメントでは絶賛されています。タブラス・クリークのみならず、パソ・ロブレスの頂点と言っても過言ではありません。
パーカーのコメント(99点)「ムールヴェードル主体を目指したスペシャルなキュヴェ、2007年エスプリ・ド・ボーカステル・パノプリエはブッちぎりのワインで、パソ・ロブレス産で私がこれまでに試飲した最も偉大なワインをも超えるものである。あらゆる点において男性的であるが、全く重くなく、方向性も乱れていない。スリリングな赤や黒のカラント、皮、リコリス、灌木、ローストした肉のアロマとフレーバーが全く継ぎ目なく立ち上がり、このフルボディで口の中を覆い尽くす赤ワインは、信じられないリッチさ、奥行き、甘いタンニンと良質な酸を見せてくれる。全くドキドキさせられるワインで、飲み手に喜びを与えてくれ、今後10年かそれ以上は飲み手を心から揺さぶってくれるに違いない。飲み頃は現在から2023年。」
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.4センチ)とも状態は良好です。
$179.99
ターリー 2013 ジンファンデル・ラトルスネーク・リッジ
パーカー98+点 「ターリー25年の歴史でも最高傑作の1つ」!
ターリーは「ワイン造りの女神」「天才ワインメーカー」と言われるヘレン・ターリーの弟であるラリー・ターリー氏が1993年に設立したワイナリーです。実際1995年まではヘレン・ターリーがワインメーカーとして辣腕をふるっていました。初代ワインメーカーとして、ヘレンはこのワイナリーの極めて濃厚なジンファンデルというスタイルを切り開いたのです。
とにかく、現在でもターリーは驚異的に濃厚なジンファンデル、プティ・シラーを生み出し、これらのブドウ品種の神髄を味わえます。
比較的安価なワインが多いジンファンデルにあって、ターリーだけは別格で、エントリーレベルでも50ドル超という頭一つ飛び抜けた価格がついています。しかしそれでも人気が高く、入手は極めて困難。有名ワインショップでも1ダース入荷するかどうかといったところで、待ちかまえたファンが奪いあっていき、瞬間蒸発してしまいます。
パーカーのコメント(98+点)「ハウエル・マウンテン・ジンファンデルの中でも、多くのターリーのジンファンデル信者がもっとも納得できるのが2013年ジンファンデル・ラトルスネーク・リッジである。ハウエル・マウンテンの山頂付近にあるオーガニックの畑からのもので、私が知る限りラリー・ターリーの畑ではもっとも標高が高い(2600フィート=約792m)。
この標高のためにどちらかと言うと冷涼な畑だが、霧が出る標高よりはかなり高いところにあるために日光をふんだんに浴びている。ラリー・ターリーのジンファンデルでは私がこれまでに飲んだものとしては最高の部類に入り、アルコール度数は15.7%で、ブルーベリー、ブラックラズベリー、ブラックベリーなどの果実が桁違いに凝縮しており、香りは花のようで、堅牢な構造が下支えしているが、(贅を尽くしたとまでは言わないが)贅沢な果実味、質感、フルボディの舌触りがある。
余韻は45秒以上続く。このワインは間違いなくワイン造りの金字塔で、ジンファンデルに対する消費者の意識を変えてきたこのワイナリーでも過去25年で最高傑作の1つである。このワインは今後10-15年が飲み頃だが、今から20-25年後に依然としてイキイキとしていたとしても驚かないだろう。」
カユース 2006 インプルシーヴォ・アン・シャンベルリン・ヴィンヤードパーカー100点 あの生きる伝説ピングスに唯一対抗できるテンプラニーリョ!
テンプラニーリョと言えばスペイン固有品種として有名です。スペイン以外ではほとんど成功した例がなく、最高級のテンプラニーリョはスペインの独壇場でした。しかしパーカー主催のワイン・アドヴォケイト誌で、唯一の例外として挙げられたのがこのカユースのインプルシーヴォです。なんと2006年には過去最高の100点を献上され、テンプラニーリョの最高峰、スペインの生きる伝説「ピングス」に唯一対抗できるワインと絶賛しています!
パーカーのコメント(100点)「2006年Impulsivoには完全にノックアウトされたのだが、Cayuse史上で2006年は最も偉大なヴィンテージということが明らかになると思う。あらゆる意味で完全にクラシックで、クレマ・ド・カシス、カラント、乾いた血、乾燥させたスパイス、生の肉などの濃厚でリッチな香りがあり、このすさまじいとしか言いようがない2006年を口に含むと最初にフルボディのリッチさが感じられ、中間部の味わいはスリリングで、そこから始まるタニックな構造はフィニッシュまで完全に続いていく。そのテクスチャーはまさにケタ違い。結局のところ、これは30年以上は優に生き続けるだろう」
カユース・ヴィンヤードフランスのシャンパン・ハウス「バロン・アルベール」家の三男、クリストフ・バロン氏が、フランス人として初めてワシントン州で開設したワイナリーです。彼は当初、オレゴン州にピノ・ノアールの畑を買おうとして渡米したのですが、偶然寄り道したワシントン州ワラ・ワラ・ヴァレーの土地に一目ぼれしてしまい、当初予定のオレゴン・ピノではなく、ワシントン・シラーを造ってしまったというエピソードがあります。
根底にシャンパーニュとブルゴーニュで学んだ醸造学が流れるカユースのワインは、エレガントというよりもむしろゴージャスで、背筋をさすられるようなゾクゾクする味わいにはクロワッサンのように幾重にも折り重なる果実味の“層”が存在し、めくってもめくっても芯にたどりつけないほどの旨みの多重奏は、シラーの究極のスタイルを思わせます。
ロバート・パーカーはこのテンプラニーリョについて「アルゼンチンはメンドーサのウコ・ヴァレーとサウス・オーストラリアでとてもいいものは造られているが、スペイン以外では偉大な物はできないというのが私の主たる見立てである。
しかし一つだけ例外がある。このクリストフ・バロンの持つ小さなテンプラニーリョの区画のことである。ここのワインに対抗できるものは、私の考えでは、ペーター・シセックがリベラ・デル・デュエロで生み出す偉大なテンプラニーリョ、ドミニオ・ピングスだけである」と述べています。
ラベル、キャップ、液面(コルク下0.9センチ)の状態は良好です。
$379.99
ネクスト・オブ・キン 2017 トゥーリガ・ナシオナル・ヌーメロ・トレス(予約販売)
ポルトガル原産のマイナー品種から世界的なワインを造り出したクランクル氏は天才というしかない!
そしてこのワインはポルトガル原産の Touriga Nacional(トゥーリガ・ナシオナル)というブドウを使って造られています。このブドウはポートワインを造るためによく使われるブドウですが、ポルトガル以外でこのブドウのワインはほとんど聞いたことがありません。所有するCumulus Vineyardでトゥーリガ・ナシオナルを栽培しています。
Next of Kynでは2015年からこのワインを造っていますが、わずか100ケースしかないこのワインにワイン・アドヴォケイト誌は95+点を献上、そして2年目の2016年も100ケースのみで今度は97点を献上されました。世界でもほとんど注目されていない品種を使って100点に近い点数を取るワインを造ってしまうクランクル氏は天才という他ありません。なお2017年のパーカーポイントはまだ出ておりませんが、高得点が期待されます。
2015年がデビューヴィンテージで、そのワインに「Numero Um」(ポルトガル語で「1番」の意)と名前をつけ、毎年番号が上がっていくことになっています。2016年がNumero Dois(2番)、2017年がNumero Tres(3番)です。
生産量はシン・クア・ノンやネクスト・オブ・キンのシラーよりもさらに少ない毎年100ケースほどしなかく、もちろん入手はほとんど不可能です。